ストーリー01

土木の現場に、
新しい技術の風を。

奥地 裕介

刈屋建設株式会社 工事部

土木建設、一本でした。

 僕の仕事の原点は、生コン製造業で働く父に、よく連れて行かれた工事現場。切り拓かれた山に、林道や擁壁を作る様子をずっと見てきて、将来は土木の仕事をしようと決めていました。父のように自分の腕と裁量で勝負する、そんな仕事がしたかったから。親戚が自動車販売整備会社を営んでいたこともあり、機器やマシンをさわることも好きでした。だから土木の道以外は、考えたことがありません。
 基礎的な知識や技術は県立の短期大学校で学び、就職先も建設会社に絞って探しました。刈屋建設は、新たな道路をつくる以外にも、道路の補修や維持管理という業務も行っています。災害時に発生する障害物の除去や補修も最前線で行えること、さらには道の駅の建築物の補修まで、幅広い分野に携われることが魅力的でした。地域に根を張りながら、日々の暮らしを支える仕事ができる会社だと感じました。

土木建設、一本でした。

 僕の仕事の原点は、生コン製造業で働く父に、よく連れて行かれた工事現場。切り拓かれた山に、林道や擁壁を作る様子をずっと見てきて、将来は土木の仕事をしようと決めていました。父のように自分の腕と裁量で勝負する、そんな仕事がしたかったから。親戚が自動車販売整備会社を営んでいたこともあり、機器やマシンをさわることも好きでした。だから土木の道以外は、考えたことがありません。
 基礎的な知識や技術は県立の短期大学校で学び、就職先も建設会社に絞って探しました。刈屋建設は、新たな道路をつくる以外にも、道路の補修や維持管理という業務も行っています。災害時に発生する障害物の除去や補修も最前線で行えること、さらには道の駅の建築物の補修まで、幅広い分野に携われることが魅力的でした。地域に根を張りながら、日々の暮らしを支える仕事ができる会社だと感じました。

奥地裕介さん
エピード

最先端の現場で
学んだこと。

 刈屋建設では、地域の暮らしを迅速で効率的な施工で支えるため、現場の生産性と安全性の向上を図る取り組みに積極的に挑戦しています。中でも大きな柱であるICT(情報化施工)という新しい技術は、例えばドローンで空中から写真測量を行ったり、建設マシンの一部の操作を自動化したりと、視覚化や作業効率をあげられる、最先端の工法です。刈屋建設は、この情報化施工を、県内の復興工事でいち早く取り入れてきました。
 はじめての現場は、現場監督補佐として一般的な測量を行う一方、新人の僕にも学びのチャンスが到来。任されたのは、ドローンで撮影した写真を、建設マシンの自動化に不可欠な3次元データに変換する仕事でした。メカ好きな自分としては、会社初の技術の導入に興味深々。実際にソフトを動かして、2次元の図面よりリアルでわかりやすい3Dの地形が画面に現れたときは、データの精度に驚きました。技術にふれるたび「こんなこともできるんだ!」と楽しみながら覚えていけたので、早く操作に慣れたと思います。

奥地裕介さん

最先端の現場で学んだこと。

 刈屋建設では、地域の暮らしを迅速で効率的な施工で支えるため、現場の生産性と安全性の向上を図る取り組みに積極的に挑戦しています。中でも大きな柱であるICT(情報化施工)という新しい技術は、例えばドローンで空中から写真測量を行ったり、建設マシンの一部の操作を自動化したりと、視覚化や作業効率をあげられる、最先端の工法です。刈屋建設は、この情報化施工を、県内の復興工事でいち早く取り入れてきました。
 はじめての現場は、現場監督補佐として一般的な測量を行う一方、新人の僕にも学びのチャンスが到来。任されたのは、ドローンで撮影した写真を、建設マシンの自動化に不可欠な3次元データに変換する仕事でした。メカ好きな自分としては、会社初の技術の導入に興味深々。実際にソフトを動かして、2次元の図面よりリアルでわかりやすい3Dの地形が画面に現れたときは、データの精度に驚きました。技術にふれるたび「こんなこともできるんだ!」と楽しみながら覚えていけたので、早く操作に慣れたと思います。

エピード

監督は、
全体像を把握する。

 測量と情報化施工について最初の現場で教え込まれたお陰で、その後は現場のベテラン作業員さんたちへの指示の出し方や、発注者に提出する書類に関するやりとりなど、現場で必要な技術を身につけ、入社3年目で現場管理を担当。そして4年目の現在、僕が取り組んでいるのは、台風で被害を受けた閉伊川沿いの国道106号の復旧工事です。社運をかけて、というと大げさかもしれませんが、これはかなり難しい仕事。本工事に取りかかるために一度、川の流れそのものを変える必要があるからです。
 施工が難しいほど、その全体像を把握することが重要だと、監督になって気づきました。施工は、大きな費用を使って人々が利用する場所をつくるもの。工程の全体像を踏まえた上で、きちんとした根拠をもっていないと、工程の見直しやトラブルに対応できません。まだまだ学ぶことばかりですが、「奥地に任せておけば大丈夫だろう」と言われるぐらいの監督になりたいですね。

監督は、
全体像を把握する。

 測量と情報化施工について最初の現場で教え込まれたお陰で、その後は現場のベテラン作業員さんたちへの指示の出し方や、発注者に提出する書類に関するやりとりなど、現場で必要な技術を身につけ、入社3年目で現場管理を担当。そして4年目の現在、僕が取り組んでいるのは、台風で被害を受けた閉伊川沿いの国道106号の復旧工事です。社運をかけて、というと大げさかもしれませんが、これはかなり難しい仕事。本工事に取りかかるために一度、川の流れそのものを変える必要があるからです。
 施工が難しいほど、その全体像を把握することが重要だと、監督になって気づきました。施工は、大きな費用を使って人々が利用する場所をつくるもの。工程の全体像を踏まえた上で、きちんとした根拠をもっていないと、工程の見直しやトラブルに対応できません。まだまだ学ぶことばかりですが、「奥地に任せておけば大丈夫だろう」と言われるぐらいの監督になりたいですね。

奥地裕介さん
エピード

若手だから、
変えられることがあると思う。

 今、国交省の推奨もあり、建設業界全体に情報化施工を導入する動きが広がっています。例えば、今までは図面を印刷して現場で確認していたけれど、スマホやタブレットで見られるようにすれば、大きな紙を開く手間を省くことができる。現場の安全、コスト削減、施工を実施する作業員の労働時間短縮など、情報化のメリットはたくさんあります。小さなことの積み重ねでも、現場の働き方は今後大きく変わっていくはず。自社だけでなく、建設業界全体がその過渡期に差しかかっているのだと感じています。
 それは、自分にとって大きなチャンスじゃないかと思うんです。経験に裏付けられた知識や技術は活かしながらも、若手の自分だからこそ思いつけるアイデアや新しい仕事のやり方を、もっともっと提案していきたい。会社や土木建設の業界に、新しい風を巻き起こしていく。そんな風雲児になれたら嬉しいですね。

若手だから、
変えられることがあると思う。

 今、国交省の推奨もあり、建設業界全体に情報化施工を導入する動きが広がっています。例えば、今までは図面を印刷して現場で確認していたけれど、スマホやタブレットで見られるようにすれば、大きな紙を開く手間を省くことができる。現場の安全、コスト削減、施工を実施する作業員の労働時間短縮など、情報化のメリットはたくさんあります。小さなことの積み重ねでも、現場の働き方は今後大きく変わっていくはず。自社だけでなく、建設業界全体がその過渡期に差しかかっているのだと感じています。
 それは、自分にとって大きなチャンスじゃないかと思うんです。経験に裏付けられた知識や技術は活かしながらも、若手の自分だからこそ思いつけるアイデアや新しい仕事のやり方を、もっともっと提案していきたい。会社や土木建設の業界に、新しい風を巻き起こしていく。そんな風雲児になれたら嬉しいですね。

奥地裕介さん
メッセージ
パーソナル情報

刈屋建設株式会社

宮古市刈屋に本社事務所を置き、地域の大動脈でもある国道45号などの道路維持補修工事のほか、宮古地域の道路、林道、治山などの土木工事にも幅広く取り組んできた刈屋建設株式会社。その業務は多岐に渡り、24時間態勢で地域の安全と快適な物流を見守っている。また県内の建設業界に先駆けてICT(情報化施工)の導入。ドローンや3Dスキャナによる起工測量や3Dデータの作成、MC建設機械(マシンコントロール)による施工の実施。求められる安全管理や品質の向上に取り組んでいる。

会社情報

〒028-2104 宮古市刈屋11-80-3/TEL:0193-72-3211/代表者:代表取締役 向井田岳/設立:1961年2月(創業:1951年4月)/資本金:2,000万円/事業内容:国、県、市町村による公共土木工事(道路維持補修工事、道路改良、治山、林道工事等)/従業員数:38名

22の物語

メッセージ
パーソナル情報

刈屋建設株式会社

宮古市刈屋に本社事務所を置き、地域の大動脈でもある国道45号などの道路維持補修工事のほか、宮古地域の道路、林道、治山などの土木工事にも幅広く取り組んできた刈屋建設株式会社。その業務は多岐に渡り、24時間態勢で地域の安全と快適な物流を見守っている。また県内の建設業界に先駆けてICT(情報化施工)の導入。ドローンや3Dスキャナによる起工測量や3Dデータの作成、MC建設機械(マシンコントロール)による施工の実施。求められる安全管理や品質の向上に取り組んでいる。

会社情報

〒028-2104 宮古市刈屋11-80-3/TEL:0193-72-3211/代表者:代表取締役 向井田岳/設立:1961年2月(創業:1951年4月)/資本金:2,000万円/事業内容:国、県、市町村による公共土木工事(道路維持補修工事、道路改良、治山、林道工事等)/従業員数:38名

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